TECHNIQUE FILE · THE GRIP

THE GRIPとは何か。大岩陵平の首への執着が、一撃へ変わる瞬間を読む。

新日本プロレス公式プロフィールが得意技に挙げ、公式試合結果にも決まり手として残るTHE GRIP。観戦ポイントとビッグロックとの違いを整理します。

QUICK ANSWER

THE GRIPは、大岩陵平のローリングラリアット型の決着技。

相手の首を捕えた状態からホールドを解き、全身の回転を乗せて左腕を打ち込む一撃です。公式プロフィールでは得意技に掲載され、公式試合結果では「THE GRIP→片エビ固め」と記録されています。

大岩陵平の選手ページを読む →

WATCH FIRST

見るべきは、腕が当たる前の「首の捕え方」。

最初のホールドで相手の姿勢と向きを止め、解放と同時に回転へ移れるか。打撃だけでなく、その前段を見るとTHE GRIPの組み立てが分かります。

ビッグロックとの違いを読む →

30秒でわかるTHE GRIP

以下は公式が発表した「手順」ではなく、試合映像を見るときの観戦ポイントです。

01

首を捕えて向きを止める

背後から腕を回し、相手の首と上体を自分の体へ寄せる。

背後から相手の首を捕えるTHE GRIP前段の観戦用技術図
FOCUS相手の頭と肩が大岩の体から離れず、向きを変えにくい形かを見る。
02

解放と同時に回転する

首のホールドを解き、踏み替えながら全身を一気に回す。

首のホールドを解いて回転へ移るTHE GRIP中盤の観戦用技術図
FOCUS腕だけを振らず、足・腰・肩が同じ方向へ回っているかを見る。
03

左腕の一撃へつなぐ

回転の勢いを保ったまま、左腕を相手の上体へ打ち込む。

回転の勢いを乗せて左腕を打ち込むTHE GRIPの観戦用技術図
FOCUS捕えた首の位置へ、回転の軸を崩さず左腕を合わせられるかを見る。
THE GRIP

一度捕えてから、打撃で終える。

首へのホールドを入口にして相手の姿勢を止め、解放と回転から左腕の一撃へ移る技です。

BIG ROCK

捕えたまま、逃がさず終える。

サイドヘッドロックを解かず、頭と体を密着させて圧力を続ける技。G1 CLIMAX 36優勝決定戦の決まり手です。

ビッグロックを図解で見る →

公式記録で追うTHE GRIP

01

公式プロフィールの得意技

新日本プロレス公式プロフィールは、THE GRIPをビッグロック、アーククラッチ、ロイクラッチと並ぶ得意技として掲載しています。

公式プロフィール ↗

02

公式結果に残る決まり手

新日本プロレス公式の試合結果には「THE GRIP→片エビ固め」と記録され、フォールへ直結する決着技であることが確認できます。

公式試合結果 ↗

03

G1優勝への二本柱

公式ロングインタビューでは、THE GRIPでTAKESHITAを突破し、ビッグロックでG1の頂点へ進んだ流れが振り返られています。

公式インタビュー ↗

大岩陵平のG1初優勝を読む →

THE GRIPとビッグロックが互いを生かす理由

◇ 首が入口

同じ警戒点から二つへ分岐

どちらも首を捕える動きが入口。相手は、抱えられたあとに打撃と締め技の両方を警戒する必要があります。

↻ 一撃の選択

距離が生まれればTHE GRIP

ホールドを解いた瞬間に回転できれば、左腕の一撃へ。相手が首を守る動きそのものが次の駆け引きになります。

♜ 密着の選択

離れなければビッグロック

距離を作らず密着を保てば、基本技を決着技へ変えたビッグロックの圧力が続きます。

ここを見れば、THE GRIPが面白くなる。

✓ 最初の首の位置相手の頭が大岩の体から離れず、回転の軸に置かれているか。
✓ 解放のタイミング相手が姿勢を戻す前に、ホールドから回転へ切り替えられるか。
✓ 足と腰の回転腕だけでなく、踏み替えと腰の回転が一撃につながっているか。
✓ ビッグロックとの分岐捕えた首を離すのか、そのまま密着を続けるのか。

出典

技名、得意技、試合結果は新日本プロレス公式プロフィール、公式試合結果、公式インタビューで確認しました。動作の呼称は複数の試合報道も参照しています。3枚の図は公式の手順図ではなく、観戦ポイントを説明するための生成イラストです。

大岩陵平公式プロフィール →

タイトルとURLをコピーしました