TECHNIQUE FILE · THE GRIP
THE GRIPとは何か。大岩陵平の首への執着が、一撃へ変わる瞬間を読む。
新日本プロレス公式プロフィールが得意技に挙げ、公式試合結果にも決まり手として残るTHE GRIP。観戦ポイントとビッグロックとの違いを整理します。
THE GRIPは、大岩陵平のローリングラリアット型の決着技。
相手の首を捕えた状態からホールドを解き、全身の回転を乗せて左腕を打ち込む一撃です。公式プロフィールでは得意技に掲載され、公式試合結果では「THE GRIP→片エビ固め」と記録されています。
見るべきは、腕が当たる前の「首の捕え方」。
最初のホールドで相手の姿勢と向きを止め、解放と同時に回転へ移れるか。打撃だけでなく、その前段を見るとTHE GRIPの組み立てが分かります。
30秒でわかるTHE GRIP
以下は公式が発表した「手順」ではなく、試合映像を見るときの観戦ポイントです。
首を捕えて向きを止める
背後から腕を回し、相手の首と上体を自分の体へ寄せる。
解放と同時に回転する
首のホールドを解き、踏み替えながら全身を一気に回す。
左腕の一撃へつなぐ
回転の勢いを保ったまま、左腕を相手の上体へ打ち込む。
一度捕えてから、打撃で終える。
首へのホールドを入口にして相手の姿勢を止め、解放と回転から左腕の一撃へ移る技です。
捕えたまま、逃がさず終える。
サイドヘッドロックを解かず、頭と体を密着させて圧力を続ける技。G1 CLIMAX 36優勝決定戦の決まり手です。
公式記録で追うTHE GRIP
公式プロフィールの得意技
新日本プロレス公式プロフィールは、THE GRIPをビッグロック、アーククラッチ、ロイクラッチと並ぶ得意技として掲載しています。
公式結果に残る決まり手
新日本プロレス公式の試合結果には「THE GRIP→片エビ固め」と記録され、フォールへ直結する決着技であることが確認できます。
G1優勝への二本柱
公式ロングインタビューでは、THE GRIPでTAKESHITAを突破し、ビッグロックでG1の頂点へ進んだ流れが振り返られています。
THE GRIPとビッグロックが互いを生かす理由
同じ警戒点から二つへ分岐
どちらも首を捕える動きが入口。相手は、抱えられたあとに打撃と締め技の両方を警戒する必要があります。
距離が生まれればTHE GRIP
ホールドを解いた瞬間に回転できれば、左腕の一撃へ。相手が首を守る動きそのものが次の駆け引きになります。
離れなければビッグロック
距離を作らず密着を保てば、基本技を決着技へ変えたビッグロックの圧力が続きます。
ここを見れば、THE GRIPが面白くなる。
出典
技名、得意技、試合結果は新日本プロレス公式プロフィール、公式試合結果、公式インタビューで確認しました。動作の呼称は複数の試合報道も参照しています。3枚の図は公式の手順図ではなく、観戦ポイントを説明するための生成イラストです。



